羽島市議会議員 野口よしひろ 公式ホームページ

2期目の松井市政・初めてとなる新年度予算(案)~注目事業を読み解く②~

シリーズ化している新年度予算(案)注目事業。さて、今回は…。

~公共施設等マネジメントの推進~公共施設等の計画的予防保全と本庁舎のあり方検討について。

予算額(拡充:1億2605万5000円➚:前年度5000万円)

<事業概要>
①国土強靭化地域計画策定業務(新規)324万円
大規模災害時に、人名保護を最大限図り、公共施設等に係る被害を最小化し、機能不全に陥らない羽島市を目標として、地域の脆弱性評価とそれに対する施策を計画的に実施するため、国土強靭化基本法に基づく地域計画を策定する。

②学校施設長寿命化整備計画策定業務(新規)2231万5000円
市内学校施設には、築60年を経過する校舎も存在しており、中長期的な維持管理に必要なトータルコストの縮減、予算の平準化を図るため、公共施設等総合管理計画を踏まえた長寿命化計画を策定する。

※羽島市ホームページ:羽島市公共施設等総合管理計画はこちらから

③本庁舎のあり方関係経費(拡充)1億50万円:庁舎建設基金積立基金1億円/本庁舎耐震検討委託料50万円を計上。
市役所本庁舎は、建築から58年が経過、老朽化や経年劣化に対する抜本的な対策を講じないまま現在に至っている。
今年度は、庁舎検討委員会を設置。来年度以降も引き続き今後の方向性を定めるための調査を予定している。

〇現在の庁舎建設基金の積立状況
平成28年度末基金残高(見込み)2億64000円

〇本庁舎の現状
昭和34年築、RC造、平成28年度耐震判定値(最小Is値)0.245

 

このままの状況であれば、公共施設の長寿命化、耐震など多額の財政負担を強いられるのは必至。将来世代の負担が増えるのは間違いと思います。しかし、現状の問題を直視しするとともに、長期展望に立った計画策定を実施して、次世代に負担を先送りすることが無いよう、計画を進めなければなりません。

※羽島市ホームページ:平成29年度 羽島市当初予算(案)

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