6月定例会 議事録
6月定例会 議事録が完成しましたので記載させていただきます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さんの発言を許可いたします。
〔3番 野口佳宏君 登壇〕
○3番(野口佳宏君) 皆様こんにちは。野口佳宏でございます。
ただいま議長より発言のお許しを賜りましたので、通告に従い質問をさせていただきます。
今回、初めての質問となります。羽島市民の皆様はもとより、先輩議員の皆様、また、松井市長を初め市職員の皆様、どうかご指導のほど心よりお願いを申し上げ、質問に入らせていただきます。
標題1項目め、スポーツ振興とまちづくりについて、羽島市スポーツ推進計画策定についてお伺いします。
国では、スポーツ基本法と基本計画の策定や東京オリンピック・パラリンピック開催の決定、そして、本年10月にスポーツ庁が設置されるなど、スポーツ立国に向けた動きが加速しております。岐阜県では、東京オリンピック・パラリンピックに向けたスポーツ振興を中心に、トップアスリートの育成、スポーツコミッションによる世界・全国規模の競技誘致を行う清流の国ぎふ2020プロジェクトがスタートし、本年3月には清流の国ぎふスポーツ推進計画を策定いたしました。松井市長は、公約の中で「市民第一主義で、誇りの持てる羽島市」を挙げられ、市民スポーツを振興するとともに、総合型地域スポーツクラブの充実を目標に掲げております。その実現に向けた取り組みの一つが羽島市スポーツ推進計画の策定であると理解しております。スポーツが持つ要素は多く、人々に夢や感動、喜びを与えます。子供たちからお年寄り、そして、障がい者の皆様も楽しむことができるライフステージに応じたスポーツや、コミュニティの中心となる地域スポーツ、競技力の向上に向けた人材育成など、その規範となるものが来年度策定予定の羽島市スポーツ推進計画であると考えます。
教育長にお伺いします。羽島市スポーツ推進計画策定の進捗状況と今後の取り組みについてお考えをお示しください。
引き続き、2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合についてお伺いします。
松井市長は、ことし4月に新潟県三条市の國定勇人市長が設立された2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合に加盟されました。本組織の設立趣意書には、2012年に開催されたロンドンオリンピック・パラリンピックを例に挙げ、イギリス全土で地域の活性化、産業・観光振興、国際交流など、地方への長期にわたるインバウンド需要を狙った取り組みが示されております。オリンピック・パラリンピックを主体とする外国人旅行客は、パッケージツアーよりも個人旅行が人気となることから、岐阜羽島駅など広域交通拠点を有する羽島市においても、外国人旅行者を獲得する絶好の契機であると考えます。東京オリンピック・パラリンピック開催まであと5年となり、時間は限られておりますが、開催国ならではの強みを生かした経済効果を得ることが必要であり、また、羽島市を広くPRするチャンスでもあると考えます。
企画部長にお伺いします。2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合に加盟された経緯と目的、今後の取り組みについてお考えをお示しください。
続きまして、標題2項目め、元気な羽島応援寄附金についてお伺いします。
元気な羽島応援寄附金、ふるさと納税が開始されてから7年を迎えます。ふるさと納税は、自分の故郷を懐かしみ、少しでもふるさとの役に立ちたいと思う気持ちを寄附という形で故郷に貢献する制度として開始されました。しかし、最近はふるさと納税に関するポータルサイトの登場や、自治体が特典の充実を図り、特産品等の特典競争が過熱しております。そのため、自分のふるさとへ寄附をするというよりも、魅力ある自治体へ寄附をする傾向が強く、積極的に取り組んでいる自治体と全く取り組んでいない自治体との寄附金額にかなりの差が生じております。ある自治体では、寄附金額よりも控除金額が上回って赤字になり、予定していた事業、住民サービスができない状態に陥りました。そして、この状況下で本年度から条件つきで確定申告が不要になり、4月の寄附額が前年の約20倍にふえた自治体や、過去1年分を超える例が各地で続出し、利用者層も一般の会社員や若者に広がっております。ふるさと納税に力を入れることで自主財源を確保し、羽島市の魅力を発信するシティセールスの一環として積極的に取り組むべきであると考えます。
総務部長にお伺いします。これまでの実績と今後のふるさと納税の活用についてのお考えをお示しください。
標題3項目め、地域資源や特産品について。
地域資源・特産品のPRと普及についてお伺いします。
現在、我が国が直面している深刻な問題、人口減少、少子高齢化の進展に対し、地域を活性化させるための取り組みが全国各地で活発に行われております。この人口減少、少子高齢化の問題は、岐阜県においても例外ではありません。昨年5月の日本創成会議が公表した消滅可能性都市に羽島市は含まれておりませんが、県内42市町村のうち、約4割の17自治体が該当しております。そのような中で、地域を活性化させるためさまざまな取り組みが行われております。例えば、大垣市や多治見市では、漫画やアニメを活用し、地域資源や特産品のPRを積極的に推進し、市の魅力を高め、全国に情報発信をしています。羽島市においても、人口が減少し始め高齢化も進んでいる中で地域を活性化させるためにも、羽島市の地域資源である円空上人、フジ、竹鼻まつりの山車、大賀ハス、特産品であるみそぎ団子など、当市の地域ブランドとして全国に情報発信することが重要であると考えます。
地域資源や特産品をPRする方法は幾つか考えられますが、一つの方法として、先進事例にあるような漫画やアニメなど、イメージキャラクターを創造し、特産品とタイアップした販売促進やイベント等での情報発信、キャラクターグッズの販売など、地域資源や特産品をアピールするために活用するPR方法について、経済部長のお考えをお示しください。
また、特産品を普及するため、他の自治体では古くから親しまれている日本酒による乾杯の習慣を進めるため、乾杯条例の制定の動きが広がっており、京都市の清酒が端緒であると聞き及んでおります。実際、京都市の日本酒で乾杯条例施行後、京都の酒蔵が出荷する日本酒の量が30年ぶりに増加に転じました。日本文化への理解を深めるとともに、産業振興を通じて地域活性化につなげていくためのアピール手段としてこのような条例制定の動きがあります。
先日、財務省は、日本酒表示を純国産品に限定する方針を検討しているとの発表をし、クールジャパン戦略に向けた取り組みも展開されております。羽島市においても、他所に誇れる日本酒・地酒があります。地酒はその地域の風土、食文化と深いかかわりを持っています。このような羽島市の特産品を広くアピールしていくことが、本市にとって有効なまちづくりの一助ではないかと考えます。
再度経済部長にお伺いします。地域のまちづくりにつなげていくことを目的とした乾杯条例の制定について、どのようにお考えになるのかお伺いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(糟谷玲子君) 教育長 伏屋敬介さん。
○教育長(伏屋敬介君) 私からは、質問の標題1つ目のスポーツ振興とまちづくりについての1項目め、スポーツ推進計画策定の進捗状況と今後の取り組みについてお答えをいたします。
平成23年8月にスポーツ基本法が制定されまして、その中に、「その地方の実情に即したスポーツの推進に関する計画を定めるよう努めるものとする」とございまして、それを受けまして、岐阜県の計画であります清流の国ぎふスポーツ推進計画が平成27年3月に策定されました。それらのことを受けまして、羽島市としましても昨年度より羽島市スポーツ推進審議会を平成26年7月、平成27年3月、6月と3回開催しまして、その中で羽島市スポーツ推進計画の策定に向け、審議会委員の皆様にご審議をいただいております。
現在の進捗状況としましては、推進計画策定に際しまして、市民の皆様のスポーツに関する実情や課題、ニーズを把握すべく、市民や小中学生、スポーツ関係者等に向けたアンケート案を決定したところでございます。今後の予定としましては、アンケート結果の分析をし、実情や課題、ニーズをもとに、今年度内にあと3回の審議会を行い、推進計画の原案を作成し、平成28年5月を目途に推進計画の策定を考えております。また、今後の取り組みにつきましては、これから策定してまいります推進計画の中であらわします施策を進めることにより、羽島市のスポーツ推進を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 企画部長 柴田政行さん。
○企画部長(柴田政行君) 私からは、東京オリンピック・パラリンピックについてお答えをいたします。
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を契機に、当市といたしましても、参加国や参加選手らとの交流を行うことにより地域活性化の機会を検討しておりました。そのような中、同首長連合の事務局より設立の趣旨と参加のご案内をいただきましたことから、平成24年4月(後刻訂正有)にその趣旨に賛同し参加の申し込みをいたしました。今後につきましては、現在、交流に向けて調査を始めているところで、既にキャンプ地等については、大半のところが国内各地で決定しているところもございます。当市といたしましては、可能な限り外国のオリンピック選手との大会前、大会後の交流に向けて運動を展開してまいりたいと考えております。
先ほど、同首長連合の加盟の年月日でございますが、24年と申し上げましたが27年4月にその趣旨に賛同し参加の申し込みを行いました。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 総務部長 堀 哲郎さん。
○総務部長(堀 哲郎君) 私からは、質問の標題2項目め、元気な羽島応援寄附金についてお答えいたします。
寄附金の件数と金額の推移につきまして、ふるさと納税の制度が始まりました平成20年度は0件、平成21年度は12件140万5,000円、22年度は9件247万5,000円、23年度は14件262万円、24年度は10件147万5,000円、25年度は14件193万円、26年度は324件704万5,000円、平成27年度は5月末時点で67件124万円でございます。平成26年度には、特産品をあいがも農法・有機栽培米の1品目から12品目にふやしまして、1万円のご寄附に対しまして1品目、最大3品目を選択することができ、おおむね半額程度の特産品を事業者より発送させていただいております。支払い方法につきましても、6月からクレジット、コンビニ納付、パソコン、スマホ等対応のペイジーを導入し寄附者の利便性の向上を図りました結果、増加したものであります。
また、今後の活用につきましては、平成27年度から実施いたしております羽島市第六次総合計画の政策実現に向けて、寄附者のご意向を尊重し、各事業の財源として配分してまいります。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 経済部長 柴田 稔さん。
○経済部長(柴田 稔君) 私からは、標題3項目め、地域資源や特産品についてお答えいたします。
日本の漫画やアニメは国内のみならず海外の若者からも高い評価を受けています。また、場合によっては活字だけの書籍よりも理解しやすい利点や、数話に及ぶ興味深いストーリー展開により継続的に読者を引きつける効果も期待できることから、漫画やアニメを活用した情報発信を新しい先進的な取り組みとして検討する段階に来ているものと考えています。例えば、観光協会が地域資源・特産品のPRに有用であるとして推薦し、出版社及び筆者の自活力を高めることでさらなる地域資源のPRにつなげることや、行政が財政的支援を行うのではなく、オリジナリティーを尊重する中で協賛いただける企業を募り、作品が広がりを見せることで地域資源・特産品のPRにつながることも考えられます。また、こうした漫画やアニメは、県内では既に大垣市や多治見市の企業団体で制作され、大垣観光協会では関連イベントも開催されていることから、今後当市においてもその実現性や発展性について研究していきたいと考えています。
次に、議員ご提案の乾杯条例につきましては、日本酒文化への理解を深めるため、特産品である地酒の普及とともに市民の協力を求めながら、地域活性化につなげていくものとして、全国の幾つかの自治体で制定の動きが広がっております。2013年の京都市の乾杯条例を端緒として、そのユニークさが注目され、他の自治体へ広がりを見せたわけですが、日本酒は日本文化への入り口であり、日本酒を盛り上げれば地域振興につながるとの認識から、このような条例制定がなされたものと認識しております。羽島市においても、日本酒という地酒・特産品としてのアピール効果が期待されるとともに、地域のまちづくりの一助につながるものではないかと考えるところであります。また、条例の制定に関しましては、ほかの先進事例を見ますと、議員提案で制定されたところが大半のようであります。現在進めております観光協会推奨はしまブランド品規程による市内で生産、販売される民・工芸品や飲食品を推奨する取り組みなどを活用しながら、日本酒のみならず羽島市の特産品をアピールしていくことは、地域の活性化につながる効果が期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) ご答弁ありがとうございました。
2回目の質問に入ります。
スポーツ振興とまちづくりについての2点目でございます。
屋内スポーツ施設、小中学校体育館の利用状況と施設環境についてお伺いします。
市民の皆様が最も身近に感じる屋内スポーツ施設である小中学校の体育館は、総合型地域スポーツクラブの拠点施設でもあります。しかし、現在学校体育施設はスポーツだけでなくレクリエーション、福祉活動、地域行事等々さまざまな形で共同利用されていることも多く、利用状況は非常に高い水準にあります。先日、お調べいただいた昨年度の市内小中学校体育館の社会体育における利用状況は、小学校が81.81%、中学校が88.54%でございます。このような環境では、民間体育施設の利用協力も必要になると考えます。
教育長にお伺いします。本年度の利用状況はどのような見通しであるのか、そして、高い利用状況を踏まえ、どのような対策を講じるのかお考えをお示しください。
○議長(糟谷玲子君) 教育長 伏屋敬介さん。
○教育長(伏屋敬介君) お答えいたします。
小中学校体育館の社会体育における利用率は非常に高く、本年度も昨年度と同様に高い利用率となるものと考えております。その数値から屋内スポーツ施設のニーズは高いものと認識しておりまして、その対策の一つとしまして、本年度より総合型地域スポーツクラブ主催事業でかんぽの宿岐阜羽島の体育館を利用する際に、料金の軽減を図ってまいります。また、施設のニーズに関しましては、先ほどご答弁申し上げました羽島市スポーツ推進計画でのアンケート結果を十分に分析しまして、審議会に諮り、その方向性を検討していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) ご答弁ありがとうございました。今後とも民間施設への働きかけをお願いいたします。
続きまして、3点目、トップアスリート育成支援事業についてお伺いします。
本事業の要綱が今月1日より施行となりました。全国で活躍する市内の選手、関係団体を支える重要な事業であると理解しております。本事業の概要と強化指定、特別強化指定の基準をお示しいただき、今後策定予定の羽島市スポーツ推進計画にこの事業を盛り込むお考えはあるのでしょうか、ご答弁お願いします。
○議長(糟谷玲子君) 教育長 伏屋敬介さん。
○教育長(伏屋敬介君) お答えいたします。
トップアスリート育成支援事業には3つの事業がございます。1つ目は、国際的及び全国規模のスポーツ大会で活躍が期待できる青年及び若年層の選手、もしくは所属団体を強化指定します羽島市トップアスリート強化指定事業でございます。2つ目は、主要国際大会及び全国大会において優秀な成績をおさめた選手に対し、褒賞金を交付します羽島市スポーツ上位者褒賞金交付事業でございます。3つ目は、国際的または全国規模のスポーツ大会に出場する選手に対し激励金を交付します羽島市スポーツ大会出場者激励金交付事業でございます。
羽島市トップアスリート強化指定事業の強化指定選手・特別強化指定選手の認定基準につきましては、公益財団法人日本体育協会加盟競技団体が主催します全国選手権大会や公益財団法人日本障がい者スポーツ協会加盟競技団体が主催します全国大会、国民体育大会、その他市長が特に認める大会において、3位以内に入賞した選手を強化指定選手、同大会で優勝した選手を特別強化指定選手としております。強化指定団体は、所属する選手、団体、ペアが主要全国大会で3位以内に入賞、もしくは主要大会に準ずる大会としまして、カテゴリー別の大会、年代別大会、全国高等学校総合体育大会、全国中学生総合体育大会、その他市長が特に認める大会において優勝した団体が基準となっております。その指定の対象は、前年度に認定基準を満たす優秀な成績をおさめた羽島市在住の選手、特定非営利活動法人羽島市体育協会に加盟する団体、市内の総合型地域スポーツクラブ登録団体、市内の小中学校、その他市長が特に認める団体で、指定期間は、認定証を交付した日から交付日の属する年度の3月31日までとしております。
また、羽島市スポーツ推進計画には、本事業を競技スポーツ推進の施策として盛り込むことを検討しております。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) ご説明をいただきありがとうございます。
羽島市スポーツ推進計画に本事業を盛り込むことを検討されているとのご答弁を賜りました。ぜひとも本事業を盛り込んでいただいて、長期的なスパンによる次世代のアスリートの育成にも力を注いでいただきたいと思います。
本事業につきまして、もう1点質問させていただきます。
羽島市にも全国規模のスポーツ大会において優秀な成績をおさめた選手が多くお見えになりますが、この選手の把握と本事業のPRなど、どのように行っているのかお伺いします。よろしくお願いします。
○議長(糟谷玲子君) 教育長 伏屋敬介さん。
○教育長(伏屋敬介君) お答えいたします。
全国レベルの大会において優秀な成績をおさめた選手につきましては、市内各種競技団体からの報告により把握をいたします。また、市内に競技団体のない種目につきましては、就学児童・生徒の場合は各小中学校を通じて、一般の方に関しましては、大会結果の報道等を通じて把握してまいりたいと考えております。
次に、このトップアスリート育成支援事業のPRでございますが、要綱を市体育協会及び加盟団体、市内各総合型地域スポーツクラブ、市スポーツ少年団本部及び単位団などのスポーツ団体のほか、市内の小中学校、高等学校に配布することにより周知を図っております。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) ご答弁ありがとうございます。
アスリートを目指す子供たちや、現在も各大会で活躍中の選手の将来を見据えて、市民の皆様に夢と感動を与える事業であると思いますが、トップアスリートを育成する上で、指導者の不足も問題になってくると思いますので、今後とも関係団体のご意見をお聞きしながら、トップアスリートを目指す選手たちのために来年度以降も継続的な事業強化をお願い申し上げます。
続きまして、元気な羽島応援寄附金について2点目、協力企業・団体の拡大についてお伺いします。
ふるさと納税の返礼品目を充実させるためには、地元企業・団体の協力が必要になると考えます。ほかの自治体では常時募集申し込みができるよう、ホームページに協力企業募集ページがございますが、羽島市はどのように協力企業・団体の拡大やアプローチを行っているのか、そして、今後の取り組みついてお考えをお示しください。
○議長(糟谷玲子君) 総務部長 堀 哲郎さん。
○総務部長(堀 哲郎君) 本市におきましても市ホームページで募集をいたしておりますが、一部内容を精査し、より効果的な募集にしてまいりたいと考えております。
また、今後の協力企業等の拡大につきましては、関係機関とも連携を図り、関係各位の貴重なご意見を拝聴し、立地特性を生かしたアイデアを盛り込みながら積極的に内容の充実・強化を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) ありがとうございました。
ホームページの力は本当に大きいと思います。ぜひホームページの充実をお願いいたします。
次に、3点目、寄附をいただいた方への対応でございますが、今後、ふるさと納税に対するマーケティングや特産品の充実を図るために、実際に返礼品を受け取った皆様のお声をお聞きするのも大切なことだと思っております。申し込む際、もしくは返礼時など、特産品に関するアンケートや羽島市の行事案内等は送付されていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(糟谷玲子君) 総務部長 堀 哲郎さん。
○総務部長(堀 哲郎君) 特産品につきましては、事業所から個々に発送をさせていただいておりますので、返礼時にアンケートや羽島市行事案内等の送付はいたしておりません。しかしながら、今後につきましては、特産品の内容の充実を含め、市のPRにつきましても検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) ご答弁ありがとうございました。
今回質問させていただきました元気な羽島応援寄附金、そして、地域資源・特産品のPR、地酒を活用した乾杯条例等々、羽島市の魅力を最大限にアピールするため、今後総合的な取り組みが必要になると考えます。そうした中、単に都市を売り込む宣伝活動ではなく、都市づくりの観点から必要な資源、人、お金、物、情報を獲得するため、都市外への働きかけや取り組みを生かしていく一連の活動として、シティセールスの推進や戦略プランを打ち出す自治体も多くなってまいりました。その基本方針、戦略を見ますと、まずは都市の魅力強化を行い、そして、イメージの向上、そして、情報発信をしつつその魅力を磨き上げて、さらには外から資源を獲得する、このような流れになっております。羽島市においても、市民の皆様、企業、団体、そして行政等、市全体が一丸となって魅力あるまちづくりを推し進める必要があると思います。
最後になりますが、今後とも元気よく活動してまいります。皆様のご指導を賜りますよう再度お願い申し上げ、私の……
○議長(糟谷玲子君) 市長 松井 聡さん。
○市長(松井 聡君) ただいまは非常に多岐にわたる若さあふれたご提言を賜りまして、厚く御礼を申し上げるところでございます。とりわけ、シティセールスという関係につきましては、私は最近、常に市の職員にお願いをいたしております2つのM、とりわけ管理職にはマネジメント能力と、もう一つの意味はマーケティング能力、このマーケティング能力が発揮をされませんと、何が羽島市に足りないのか、何が羽島市の優位性であるのか、そのあたりが判然としないところでございます。
今回、議員からご質問を賜りました、とりわけ、イメージキャラクター、あるいは乾杯条例等々につきましては既に先進事例がございますが、そのようなもの、というような門前払いをする拒絶ではなく、その効果を真摯に測定しながら、できれば議員発議、議員提案という形でごしんしゃくを賜るような、新たな方策についても今後ともご尽力を賜り、市政発展にともに進んでいただきますことを祈念申し上げ、答弁とかえさせていただきます。
以上でございます。
○議長(糟谷玲子君) 3番 野口佳宏さん。
○3番(野口佳宏君) お力強いご答弁ありがとうございます。
今後ともご指導いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
やり直しをさせていただきます。
最後になりますが、今後とも元気よく活動してまいりますので、皆様のご指導を賜りますよう再度お願いを申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。