8/5~8/6会派行政視察 埼玉県吉川市・千葉県柏市へ
ホームページリニューアル中のため記事の更新日時が不規則です。誠に申し訳ございません。本日は今年8月に行われた会派行政視察についてUPします。
◎なまずを用いた観光PRについて(埼玉県吉川市)
埼玉県吉川市は古くからなまず料理を家庭料理として食し、郷土の食文化となりました。
その歴史を現在の観光に活かした町おこしは重要であり、埼玉県や吉川市商工会などの各種団体、地元企業のタイアップは素晴らしいものがあります。その例が「埼玉S級グルメ」や「よしかわ一店逸品」などフリーペーパーを活用した情報誌の発行です。一冊手にしただけで市内の優良店が示され、現在はスマホやパソコンでも閲覧可能なWeb版があり、若者からお年寄りまで幅広く情報を入手することができます。
羽島市においても今一度、観光事業を見直して若者からお年寄りまで全世代が楽しむことのできる観光サービスを提供し、岐阜県、各種団体、地元企業との連携を密にして、観光事業に取り組む必要があると感じました。
よしかわ観光協会へ
◎空き家対策について(千葉県柏市)
柏市では平成23年9月1日から「柏市空き家等適正管理条例」が施行されました。この条例に係る動きは空き家の対応に苦慮した町会等が議員を通じ相談を持ち掛けたことがきっかけとなり、議員提案により条例が制定されました。
条例制定後の相談件数(平成23年9月1日~平成27年3月31日)は422件、対応件数(所有者への通知)は316件、改善件数は204件で64,5%の改善率となりましたが、所有者が死亡し、相続人が不在の場合や所有者に資力がない場合、所有者が遠方に住んでおり、無関心の場合など問題解決が困難な事案も多くあります。
本条例は空家特措法の施行により、条例の廃止又は見直しを検討している状態ではありますが、羽島市では各自治会のアンケート調査によると241件の空き家情報があり、その内79件について問題がある状況です。早急に条例づくりや地元地域との連携を図り、空き家について対策を行う必要があります。
◎スマートシティ構想(千葉県柏市)
人口減少や少子高齢化の社会的課題への対応や、ライフスタイルの多様化などに対応した、新たな都市像の確立が求められています。
このスマートシティ構想は行政、大学、民間企業、市民・NPO等が連携・協働し、柏市内の柏の葉地域のポテンシャルを最大限に生かした先端的で自立した都市づくりを実践するため、2008年3月に策定されました。
本構想には多くの目標がありますが、その中でも環境と共生する田園都市、公共交通や自転車の利用促進を活用したサスティナブルな移動交通システムなど豊かな環境を活かした環境共生型都市を掲げ、最先端の環境技術の導入を進めています。羽島市も多くの自然に恵まれた都市であり、コミュニティ・ライフスタイルの育成して環境共生都市を目指す必要があると思います。