市議会総務委員会行政視察1日目『山梨県甲州市』を視察
羽島市議会総務委員会の行政視察が始まりました。
視察の目的は総務委員会所管でもある市役所庁舎についてです。羽島市役所も耐震性等の問題があり、対応策の検討が必要である状態です。低コストで最大の行政サービスが市民の皆様に提供できるよう、各地の先進事例をもとに勉強して参ります。
1日目は山梨県甲州市役所です。
経緯
昭和41年に完成した旧庁舎は耐震性に問題を抱えており、平成18年に庁内検討委員会、まちづくり等調査特別委員会を設置。同年に地元ショッピングモールを本庁舎として利用して欲しいとの要望書が事業主より提出される。
協議の結果、耐震改修、耐震免震、移転新築、ショッピングモール移転新築、ショッピングモール移転改修の5案を取りまとめ、ショッピングモール移転改修する事が望ましいとの結論が出される。
庁舎移転整備事業費は総額16億6661万円。
庁舎の特徴は⋯。
耐震基準が充たされており、交通環境は良好であり駅近くの人口重点地区に所在し、市民への利便性が高い状態が続いている。そして危機管理体制としての庁舎機能として、防災インフラ、機材の整備(災害時の電源対策・250KVAの自家発電装置の設置等)が図られる機能を有しており、災害時の拠点としてのパブリックスペースの確保、特にけが人等臨時収納スペース、災害援助相談窓口、災害ボランティアの活動拠点など非常時に転用できる広いロビーがある。
経済的な庁舎おを目指すため、余計な要素は排除し機能性効率性を重視して建設費、維持管理費の低減を図る。
今回は商業施設を活用した庁舎を視察しました。その中でもユニバーサルデザインの面において大変参考になりました。
貼り付けた写真にあるように、各手続きでお子さんを預けたり、子育て相談も可能なファミリーサポートセンターの設置など子育て世代も利用しやすい市役所である事を感じました。