福岡県 糸島市 & 須恵町 視察
2022.10.03.(Mon.)
バス王国 福岡へ ① – 糸島市 よかまちみらいプロジェクト –移動躊躇者のおでかけをサポートする‘‘羽島市版MaaS’’の施策構築の参考とするため福岡県糸島市へ。このプロジェクトに参画する企業は現在、42社となっており、糸島市を訪れた観光客と九州大学の学生の足を支えています。また、高齢化が進行する地区には行政が主導してオンデマンドバス「チョイソコよかまちみらい号」が運行されています。電話やネットで予約した希望時間に最寄りのバス停から目的地近くのバス停まで効率的なルートで正確に運行されています。
2022.10.04.(Tue.)
防災力強化の源泉 – 須恵町 自主防災組織の育成について –須恵町の自主防災組織は各自治会に設置されており、町内20の組織が存在します。この自主防災組織の強化は平松秀一町長の肝煎り政策であり、条例制定から自治会への協力依頼などのプロセスは行政主導で実現。町民のみなさまとの綿密な協議や課題の共有と協力体制は昨今、悩まされている「線状降水帯」や台風等の災害意識が理由の一つであるとの認識でした。やはり首長の決断と町民の強い意識が須恵町の防災力向上につながっているのだと感じました。
2022.10.04.(Tue)
バス王国 福岡へ ② – アイランドシティのオンデマンドバス –このオンデマンドバスを運営する西日本鉄道の取り組みは非常に画期的です。乗務員不足の解消とバス運行のコスト削減を目的に「のるーと」の運行が開始されました。時刻表もなくバス停もありません。乗りたい時に予約して最寄りのミーティングポイントに行くだけで乗降が可能です。
アプリでサービスが拡充!
‘‘羽島市版 MaaS’’に必要不可欠では?西日本鉄道「のるーと」の取り組みに必要不可欠なのは、アプリとの連携です。
もちろん、アプリ操作に不慣れな方のために電話による予約が可能です。しかし、アプリにはさまざまな機能が搭載されています。機能は前述したNOTEに記載した通りですがAI(人工知能)により乗車・到着時間が予測されスマホ画面に表示されます。また、複数人で乗車するためにまとめて予約することもできます。これも1つの市民サービスの充実、公共交通の利便性向上につながり移動躊躇者のおでかけをサポートする一助となるのではないでしょうか。