令和7年 9月定例会 会派代表質問 次期スポーツ推進計画&トップアスリート育成支援事業
9月定例会では、市議会会派「清流政策研究会」代表質問を行いました。
今回、ご紹介する質問内容はスポーツ推進計画・トップアスリート育成支援事業についてご説明します。
○ スポーツ推進計画 質問内容
スポーツ推進計画は、スポーツ基本法を根拠法として、地方公共団体は、スポーツ基本計画を参酌して、その地方の実情に即した地方スポーツ推進計画を定めるよう努めることとされています。
今期の「羽島市スポーツ推進計画」は平成28年から10年計画で進められ、地域スポーツ、学校体育、障害者スポーツ、競技スポーツの推進、スポーツによる地域振興、スポーツ環境の整備、この6つの基本目標を掲げ、令和2年度には中間見直しを実施して計画を改訂、来年度には新たな計画によって本市のスポーツ振興が図られる予定であり、現在、スポーツ推進審議会等により、素案作成等の協議が進められております。
そうしたなか、現行のスポーツ推進計画に則った本市のスポーツ施策は、全国的にも先進的な取り組みがなされております。
特に、地域運動部活動推進事業・中学校運動部活動の地域移行については、全国の地方議会から本市議会へ視察に訪れる件数が高い状況であり、本事業の「羽島市モデル」が全国的に広がりを見せている実績があります。
新計画によって一層の本市のスポーツ振興が図られることを期待しておりますが、新スポーツ推進計画策定の進捗状況と今後のスケジュールをお示しください。
○ 答弁
現在の進捗状況につきましては、議員ご案内のとおり、今年度7月に実施いたしました市スポーツ推進審議会において、委員の皆様からいただいたご意見等を参考にしながら、現在計画素案を作成していているところでございます。
今後のスケジュールといたしましては、作成した計画素案について、再度同審議会でご協議いただき、年明け1月から2月の実施予定のパブリックコメント、教育委員会での意見聴取を経て、和8年3月に策定する予定でございます。
○ 答弁に対する返答
現在、スポーツと地域コミュニティを結びつけるため、議員発議による「スポーツ推進まちづくり条例」の素案を作成しておりまして、後日、議員の皆様にもご説明申し上げなければなりませんし、先般、スポーツ基本法が改正されまして、スポーツ推進と雖も様々な条文が追加されました。条例の制定にはスポーツ推進課だけでなく福祉分野やスポーツツーリズムの観点から商工観光等々、各担当課の助言も必要になってきますのでよろしくお願いをしつつ、スポーツ推進計画と合わせて、こちらの条例についても制定を目指していきたいと思っております。
○トップアスリート育成支援事業 質問内容
トップアスリート育成支援事業の実施状況についてお聞きいたします。全国及び国際レベルで活躍が期待できる選手及び団体を指定し育成支援する事業を含め、どのような事業を行なっているか、これまでの実施事業の内容や実績についてお尋ねいたします。
○ 答弁
トップアスリート育成支援事業として、主に5つの支援事業があります。
1つ目に、競技力向上を目的として、主要全国大会又はそれに準ずる大会において優秀な成績を収めた選手及び団体を指定し、強化費用を支給する強化指定事業、二つ目に、国際的又は全国規模のスポーツ大会に出場登録された選手等への「スポーツ大会出場者激励金交付」事業、三つ目に、全国大会において優秀な成績を収めた選手への「スポーツ大会上位入賞者賞金交付」事業、四つ目に、トップアスリート等によるスポーツ教室、最後にスポーツ指導者資質向上研修会の実施がございます。
各事業の令和6年度の実績について申し上げます。強化指定事業については、特別強化選手1名、強化選手1名、強化団体2団体を指定し、スポーツ大会出場者激励金については104名に、スポーツ大会上位入賞者賞金は3名に交付いたしました。
トップアスリート等によるスポーツ教室については、プロバスケットボールチーム『岐阜スゥーズマ」を招いて行ったバスケットボール教室に、市内の児童55名に参加いただきました。パラスポーツで実績のある選手や指導者を招き実施した、車いすバスケットボール、パラフェンシングなど複数の種目によるパラスポーツ教室には、市内の児童。生徒及びその保護者23名が参加されました。また、スポーツ指導者資質向上研修会については 46名が参加し、成功体験へと導くための理論や実践を学んでいただきました。
○ 答弁に対する返答
トップアスリート育成支援事業は充実した事業であるという認識でおりますし、多くの皆様に活用されていることがわかりました。
激励金や褒賞金という形での支援、また、トップアスリートによるスポーツ教室も行っており、子ども達にとって貴重な体験となり、指導者に対しても資質向上研修会を開き成功体験へと導く学びの場、こちらも重要です。
松井市長のSNS、見させていただいておりますが全国大会など素晴らしい成績を収められた多くの子ども達が報告にお見えになる記事が時折、更新されております。こうしたことからもこの事業の実績、現状が表れていると感じております。
○ 今後の取り組み・まずは条例を制定する!
9月定例会閉会後、スポーツ推進課とのレク、意見交換を行なっております。
それは「仮称 羽島市スポーツ推進まちづくり条例(案)」の制定に向けて…
スポーツを推進してコミュニティを深化させる「スポーツコミュニティ」の実現に向けた条例内容となる予定です。質問で申し上げた「スポーツツーリズム」などスポーツコミュニテに合致した政策なのか、また、来年3月に策定予定の「スポーツ推進計画」にも合致させなければならないため、喧々諤々、意見交換させていただいております。
