羽島市議会議員 野口よしひろ 公式ホームページ

羽島市議会3月定例会 一般質問要旨②

シティセールス戦略について

②ビジネスマッチングを創出するための取り組みについて

2年程前、羽島市制60周年記念行事として「羽島市企業展」が開催され、市内からおよそ30社が出展されました。
この企業展の企画を発展させた1つの政策として「ビジネスマッチング」を創出するための取り組みをご提案申し上げます。
それは、広域交通拠点の地の利を活かした県内外企業との「企業と企業を繋ぐビジネスマッチング」の環境を提供する、もしくは「企業と人を繋ぐ就職・転職フェア」の開催をご提案申し上げます。一部、現在進行している事業もございますが、この提案が実現すれば、本市における事業所の誘致や移住・定住対策に繋がるものと考えますが、ご意見をお聞かせください。

 

答弁

議員ご提案の県内外企業とのビジネスマッチングのための企業展は、企業や商品の宣伝、販路拡大、来場者を通じたマーケティング、産業界や競合企業の技術開発の動向把握の機会として、市の産業振興に寄与するばかりでなく、本市の宣伝効果も高めるものであります。
また、広域交通拠点としての地の利を生かすことは、岐阜県の玄関口としての地理的特性からアクセス面での優位性が確保できるものであります。
一方、本市での県内外企業参加する企業展の開催を検討してみますと、相当数の企業に参加していただくことが、その効果を高めるものと考えられる反面、適当な会場確保と駐車場確保の問題が懸念されます。
企業展については、平成26年度に岐阜県発明協会羽島支会が市制施行60周年を記念して新幹線岐阜羽島駅前で開催し、共催であったなまずまつりと共に成功裏に終えたことは記憶に新しいところであります。
以上のことから、市内においては、企業展開催の機運は高まっているもののと思料されますし、また、羽島商工会議所では、会員企業が毎年ポートメッセ名古屋で開催される日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ」に出展され、実績も積まれております。
今後につきましては、平成28年度に羽島商工会議所と連携して企業展の開催を計画すると共に、広域での企業展開催の可能性について研究して参ります。
また、企業と人を繋ぐ就職・転職フェアの開催については、少子高齢化や地方の人口減少問題から人材確保が喫緊の課題となっている市内の企業にとって、有益な事業となるものと考えています。
市では、昨年12月に学生の採用選考時期に関して、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)が、広報活動本年3月、選考活動を6月とする指針を示されたことに留意しつつ、平成28年度に羽島商工会議所と連携して、新卒者向けの企業訪問バスツアーを計画し、地元企業への就職支援と優秀な人材の流出に歯止めをかけると共に、移住・定住にも寄与していく方策を検討しています。

 

答弁についての返答

関係予算として、商工会議所振興補助費等、予算措置が講じられています。ビジネスマッチングに向け、前向きにご検討下さい。
そして、就職時期についても詳しくお示しいただきありがとうございました。経団連が発表する就活日程の方針は、毎年変わりますので、柔軟な対応をお願いします。
本市に対するビジネスマッチングの取り組みは、先ほどご答弁にあったような問題点もございますが、利点も多くあると思います。
異業種交流展示会出展した実績があり、経験値が高い企業を中心に、市内の中小小規模企業に対してこの考え方を広めつつ、担当課におかれましては、研究を重ねられ、この事業を実現していただきたいと思います。


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