自衛官等に対する偏見及び差別の解消並びに理解促進を求める意見書の発議・可決
2026.09.19.(Sat.).更新
昨日、9月18日 金曜日、羽島市議会9月定例会閉会。
今回は、閉会日に提案議員として発議しました「自衛官等に対する偏見及び差別の解消並びに理解促進を求める意見書」についてご紹介いたします。
○ なぜ、意見書を提出したのか?
皆様、ご記憶にあろうかと存じますが、立憲民主党所属の古賀千景 参議院議員の自衛隊に入隊を志す子どもたちに対する発言。
「自衛隊に行く子どもたちって経済的に厳しい子どもたちが行くんです。豊かな子どもたちは自衛隊とかなりませんよ。」
この発言。政党で防衛政策等で考え方は異なろうとも子どもたちの経済環境について信じられない発言をする国会議員が存在することに、元自衛官として怒りを覚えるとともに、決して許されることではないと思います。
また、自衛隊は「人殺しだ」など、羽島市議会のみならず、他自治体の議会においても事実に基づかない表現で自衛隊や自衛官を貶めるような文章(請願など)が出される場合があります。
そのため、「自衛官等に対する偏見及び差別の解消並びに理解促進を求める意見書」を発議しました。
○ 議場で述べた提案理由
意見書の発議に当たりまして、多くの議員の皆様のご賛同を賜り、本日、1件の意見書を上程することができました。心より御礼申し上げます。
発議第10号「自衛官等に対する偏見及び差別の解消並びに理解促進を求める意見書」につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
この意見書は、自衛官及びその家族の名誉と尊厳を守り、自衛隊の役割や職務に対する正しい理解を広げるため、国に対し、必要な制度及び施策の検討を求めるものであります。
自衛隊は、我が国の平和と独立を守る任務に加え、大規模災害時の人命救助や復旧支援、急患空輸、不発弾処理、国際平和協力活動など、国民の命と暮らしに関わる様々な役割を担っています。その職務を担う自衛官が、誇りと責任を持って任務に当たり、その家族も安心して生活できる社会を築くことは、地域社会にとっても大切な課題であります。
自衛官を志す理由は、国防や災害派遣を通じた社会貢献、専門的な知識や技術の習得など、一人ひとり異なります。家庭環境などの一面だけで、その志や職業選択を一括りに捉えることは、本人や家族への誤解や偏見につながるおそれがあります。個人の意思と歩みを尊重し、職業や家族の立場を理由とした不当な扱いを生まないようにすることが必要であります。
また、将来の進路を考える若者が、自衛隊の役割や仕事について客観的な情報に接し、自らの意思で判断できる環境を整えることも重要です。
偏見の解消と理解の促進は、自衛官本人や家族の尊厳を守るとともに、任務を支える人材の確保にも関わる課題であると考えます。
こうした理由から、国に対して、次の三点を求めます。
第一に、自衛官及びその家族に対する偏見や差別の解消に向け、国民への啓発と理解促進に積極的に取り組むこと。
第二に、自衛隊の役割や自衛官の職務について、客観的かつ公平に学ぶ研修の機会を設け、情報発信及び教育を充実させること。
第三に、自衛官及びその家族が不当な偏見や差別的扱いを受けることのない社会の実現に向け、必要な制度及び施策を検討し、地方公共団体とも連携して取り組むことであります。
自衛隊の活動について様々な立場から議論する中でも、職務に携わる一人ひとりとその家族の人格は尊重されなければなりません。事実に基づく理解を深め、互いの尊厳を守る社会を目指す立場から、本意見書を提出するものであります。
議員各位におかれましては、本意見書の趣旨にご理解を賜り、ご賛同いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○ 採決の結果
全会一致で可決
○ 意見書全文

