羽島市議会議員 野口よしひろ 公式ホームページ

通学路マップのデジタル化について

2026.09.09.(Wed.).更新
今回ご紹介するのは、9月定例会一般質問で取り上げた「通学路マップのデジタル化」です。ご覧ください!
昨年12月定例会以降、担当課において調査研究が進み来年度(令和9年度中)の導入が想定されています。
このデジタルマップに付加する情報についても質問するため「こども110番の家」についても質問しましたのであわせてご紹介します。

○ 質問内容 ① 通学路マップのデジタル化導入予定は

・これまでのやり取りなど

昨年、12 ⽉定例会で「通学路や移動経路の危険箇所等のデジタル化」を提案いたしました。その内容につきましては、保護者の皆様をはじめ、交通安全関係団体等に通学路の危険箇所について情報共有を⾏った上で交通安全啓発に努めるべきであり、相模原市が活⽤している Google マップでの危険箇所や修繕対応状況など、リアルタイム更新しやすいデジタル化について紹介し「本市においてもデジタル化をすべき。」と説明したところであります。

・昨年12月定例会での答弁と今回の質問

答弁では、「通学路における危険箇所は、市通学路安全推進会議にて、確認、対応をしておりますが、法令や道路の状況等により、対応が困難な場合があること。また、移動経路は会議で検討する対象となっているので、各学校で作成している通学路安全マップで危険箇所を⽰し、交通安全指導に⽣かされている。他⽅、学校が全ての家庭や地域に危険箇所を周知することは容易ではなく、マップ⾃体をデジタル化し、家庭や地域の⽅に提供することで、⼀層児童・⽣徒の命を守ることにつながると考えており、今後、より適切な⽅法を調査研究する。」との内容でありました。

そこでお聞きします。今回、提案から半年以上が経過したため、調査研究の成果や Google マップなどを活⽤してデジタル化を実施するのかお考えをお⽰しください。ご答弁よろしくお願いします。

・今回の答弁内容(教育委員会事務局長)

本市では、平成 29 年に学校ごとに危険箇所を⽰した交通安全マップを作成し、現在、ホームページに掲載しております。こうした取組みは、各学校の交通安全教育に⽣かされ、児童⽣徒の⽣命を守ることにつながるものであったと考えております。

議員ご発⾔の「通学路における危険箇所等のデジタル化」については、12 ⽉定例会でご紹介いただいた⾃治体の実践を参考に調査研究をしております。これまでに、当該システムを使⽤した運⽤が法令上問題ないことを確認するとともに、システムの活⽤⽅法について、継続した検討を⾏っております。

このデジタルマップの導⼊メリットを⼗分に理解されるとともに、来年度中の運⽤開始を念頭に作成作業を進めるとの答弁であったかと存じます。
本市のマップ作成にあたっては、マンパワーなど市⽴学校の負担となりますが、すぐーるでの情報の更新も含めてご対応いただきたいと思います。

○質問内容 ② こども110番の家の登録状況

・県内の状況と機能

こども 110 番の家は、⼦どもに対する「つきまとい」「声掛け」等の不安を抱かせる事案に対し、通学路周辺の⺠家、事務所、店舗などが緊急避難先となって、避難してきた⼦供を保護し、警察へ通報等の措置を講じる⺠間協⼒拠点です。平成 8 年に全国に先駆けて、可児市今渡北⼩学校下において PTA が主体となって「⼦供 110番の家」制度が始まり、その後全国に普及しており、令和 8 年3⽉現在、岐⾩県内に 16,831 箇所設置されております。そして、 機能⾯について最近では、 防犯だけでなく防災⾯でも、「こども 110 番の家」を活⽤している団体がございます。

・防犯以外の機能など

横浜市旭区南笹野台⾃治会では、 登下校時や両親不在時に⾃宅で災害に巻き込まれた⼦どもの⼀時保護先として、「防災」⽬的でも地域ごとの活⽤が進められております。防犯のみならず、こうした災害時への協⼒も必要なのではないでしょうか。そこでお聞きいたします。現在、本市において「こども 110 番の家」 登録状況と登録する皆様にどのようなことを協⼒いただいているのでしょうか。

・答弁内容

登録時の依頼内容につきましては、「声かけ」「つきまとい」などの被害にあった場合、または、あいそうになった場合に、⼦どもたちの⼀時的な保護とともに警察、学校、家庭などへの連絡をお願いしております。また、 防犯以外にも「体調不良への対応」「急な天候の変化への対応」などについても、協⼒いただけるようお願いしているところでございます。

・答弁への返答

災害時における登下校中の体制整備よろしくお願いします。⾊々と調べておりますとデータそのものが少なかったんですが、東⽇本⼤震災が起きて3ヶ⽉後に調査された「学研教育総合研究所」が⾸都圏の学校を対象に取りまとめた「⼩学⽣⽩書 WEB 版」によりますと、東⽇本⼤震災が発⽣した⽇、3月11日の児童の下校⽅法は、引き渡し・集団下校の割合が⼀番多かったわ5けですが、1⼈で帰ってきた児童⽣徒は1割でありました。

また、 「あなたのお⼦さんが通っている学校の防災に関して、現在、 把握する必要がある項⽬は何ですか」 との問いに対して、災害時における学校との連絡⼿段と災害時の⼦どもの下校⽅法について、この2つの項⽬が同数でトップでした。

当時と現在では、防災意識も違いますから、何とも⾔えませんが、 そうした調査結果もあるということで紹介をさせていただきました。

質問時、 横浜市旭区南笹野台⾃治会の取り組みをお話ししました。別の事例を紹介しますと栃⽊県⿅沼市では、犯罪・防犯だけでなく、 急な雷⾬などの際にも⼦どもの地域の⾒守り役として機能している例があります。

○ 質問内容 ③ デジタルマップの記載情報

通学路デジタルマップ導⼊の際、 危険箇所や先述した「こども 110番の家」等々、どのような情報を付加させるのでしょうか。

岐⾩県警ホームページによれば、 住んでいる地域に設置されている「こども 110 番の家」を実際に⼦どもと⼀緒に確認することや登下校中、外で遊んでいる時に不審者に声を掛けられたり、つきまとわれたりするなど危険を感じた際は、すぐに「こども 110 番の家」に駆け込むよう、 家庭においても対処⽅法に係る教育をお願いしますと⽰されております。

こうしたことから、危険箇所はもとより「こども 110 番の家」の所在地情報も付加してはどうでしょうか。お考えをお聞かせください。

・答弁内容

なお、「こども 110 番の家」の位置を載せることにつきましては、「こども 110 番の家」には、⼀般家庭も含まれることから、個⼈情報保護の観点より慎重な検討が必要であると考えております。

・答弁への返答

今⽉から改正道路交通法施⾏令の施⾏によって、⽣活道路の法定速度が 60 キロから 30 キロに引き下げられました。中央線がない、⽐較的狭い道路が対象となっております。それと合わせて、この通学路デジタルマップも交通安全、⼦ども達の命を守る⼤切なツールになろうかと思いますので、記載情報、市通学路安全推進会議での協議、 各市⽴学校 学校運営協議会でも地域ごとに特⾊を持たせることも含めご検討いただけたらと存じます。

○ 質問を終えて

通学路マップのデジタル化は危険箇所の見える化だけでなく「クーリングシェルター」や「こども110番の家」の情報を記載するとのことでした。
こども達が利用する通学路は大切なインフラなので、子育て世帯での交通安全教育や地域の皆様の見守り活動にこのデジタルマップをご活用いただきたいと思います。
また、今回「こども110番の家」について質問いたしました。
明らかになったことは、防犯のみならずどのよなタイミングでも子ども達に対して救いの手を差し伸べることができる体制が必要であることです。教育委員会も「災害が発⽣した際の協⼒につきましては、保護者が不在であるなどの理由により、⼦どもの避難⾏動が遅れたり、安全確保が困難であったりする事態を想定し、そうした状況から⼦どもを守るための体制を整備することも必要であると考えます。」との答弁でしたので、体制づくりは今後の課題としたいと思います。

2026.09.09.岐阜新聞 朝刊

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